「前兆」に従って生きる

人生の教訓にしている言葉は何ですか?

これを聞かれたらどう答えますか?

素敵な言葉、ためになる言葉はたくさんあるけれど、常に頭の中にあるっていうよりかはその言葉を聞いたときに「そうだなぁ」「いい言葉だなぁ」って思うような言葉の方が多い気がします。

常に自分の頭の中にあって、身体に染み込まれているような言葉は一つ、あるいは片手で数える分ぐらいだと思うんですね。

自分の場合はそれが「前兆」です。

「前兆」っていうと、地震の前兆みたいに何か不吉なことが起こりそうなときに使うイメージがあるけれどそうじゃないです。

毎日自分に起こること一つ一つに意味があって、それら全てが自分を豊かにするための前兆だと考えるんです。

例えば、すごい些細なことでいえば電車を一つ乗り遅れてしまった場合、不運だなって思うんじゃなくて、一つ遅い電車に乗ることで誰か友達に会えるのかもとか、それを待っている間に送っていなかったメールを先に送った方がいいっていうことなのかもって考えるんですね。

何事も1秒以上先の自分にとってポジティブになるために物事が起きていると理解する。

仕事だって同じで、失敗したときは落ち込むけれど、中途半端にできて何も気づかないよりも今失敗したことで本当の成功に進むために気づかせてくれたんだって考えるようにする。

大学4年の11月、まだ就職が決まっていなかったあのときに、ある先生との出会いがなかったら間違いなく大学に勤めていなかった。

働いてたとき優しい言葉をかけてくれる人が多いなか、自分のことを思ってくれてるが故に厳しい言葉をいつもぶつけてきてくれるあの先生がいなければ、自分の失敗にも気づかなかった。まぁ言われたときはいっつもキツかったけど。

もっと遡れば、小さい頃喘息を持っていたからタバコは一生吸わないと思った。

田舎でばあちゃんといっつも一緒にいたから、損得じゃなくてなんかそういう人の温かさが大切なんだなと感じるようになった。

大学はこれから人口減少や社会の変化で厳しくなるけれど、だからこそもっと自分のスキルを磨かなきゃいけないと思った。

大学卒業してすぐ大学院いけば勉強だけに集中できたのかもしれないけれど、働きながら行ったからこそ実務とリンクできるところがたくさんあったし、たくさんいい影響を与えてくれている素晴らしい人たちにも出会えた。

その大学院の海外研修に行った27歳のとき、世界ってこんなに広いんだって、子どもが思うようなことを感じた。

30歳手前にして遅い気づきだったかもしれないけれど、だからこそできることもあると思った。

そして、今海外にいます。

全てが繋がっていて、どんな出来事もその一つ一つを「前兆」と思ってポジティブに捉えています。

日本ってテクノロジーも発達していて便利だけれど、常に時計を見てたり、人の顔色をうかがってたり、自分を見ることを忘れがちになる。

フィリピンで語学学校の先生の時給を聞いたときはびっくりするほど安くて、でも先生は「教えることが好きだから」って楽しそうにしていた。

カナダは最初来たときはどこの国かわからないほど、色んな人種が入り混じっていて驚いたけれど、だからこそ「人と違うこと」が当たり前でそれぞれの個性を尊重する。

幸せとか楽しいとかは感情の問題なので、考え方一つでどうにでもなる。

少し先の人生をイメージして、今日起こる些細なこと一つ一つを自分のゴールへの「前兆」なんだと考えるようにしてます。

ネガティブに考えるんじゃなくて、大学4年のときにある先生から大学に勤めることを誘われてしまったから周りのプレッシャーを感じることもあったけどどんどん応援してくれる人が多くなっていったのは嬉しかったし、働いているときにあの先生からこてんぱんに言われたときは超落ち込んだけどだからプレゼンや司会を頑張ろうと思えたし、家に吸入器があるほどの喘息はもうヤダだけどそれで食に興味を持ち始めるきっかけになったし、早い時期に海外に行ってたらそれが普通になっていてあれほどの衝撃を感じれなくて今ここにいないのかもしれない。

「前兆に気がつくようになるのだよ。そして、それに従って行きなさい。」

これは「アルケミスト 夢を旅した少年」という小説の一文です。

あんまり小説って読んだことないんですが、これはあるきっかけで昔読んだ本です。

以来、大事にしている本です。

羊飼いの少年がピラミッドを目指して旅するストーリーで全世界でベストセラーになった本なので知っている人も多いかもしれません。

ストーリーもですが、自分の人生に色んな気づきを与えてくれる素敵な本です。

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫) 

文庫本サイズで分厚くないですし、難しいことは書いていないのでどなたでも気軽に読めると思います。

フィリピン、カナダと海外に出てあっという間に半年。これからも前兆に従って進んでいきます。

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